みなさん、映画「リメンバーミー」は知っていますか?
リメンバーミーは2017年に公開されたピクサーによる長編映画です。
夢を追い続ける素晴らしさと家族の絆を感じられるこの映画は、日本でも大ヒットしましたね。
そんなリメンバーミーですが、カギとなるキャラクターとして犬のダンテが挙げられます。
この犬はミゲルが死者が見えるようになった時でも、その前と変わらずにミゲルとかかわることができていました。
では、このダンテはもともと死んでしまっていたのでしょうか?
それとも死者の国にいる間も死んでないのでしょうか?
リメンバーミーのストーリーとともに、犬のダンテの存在について解説していきます。
リメンバーミーの犬は死んだの?
ショロ犬はメキシコでは「家を邪悪な魂から守り、亡くなった人をあの世に導く」とされる犬だと言われています。ダンテがミゲルと一緒に死者の国に行けたのも納得です😉
#リメンバーミー #金曜ロードショー #ディズニー #ピクサー pic.twitter.com/borXQmfQ7m— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) March 4, 2022
ダンテはリメンバーミーに登場する犬のキャラクターです。
ダンテは野良犬で、ミゲルにしつけられているシーンや、ミゲルが家族に隠れてデラクルスの作品やギターを楽しむ隠れ家を知っているシーンが見られることから日ごろからミゲルと仲良くしている犬といえそうですね。
そんなダンテは死者が見えるようになったミゲルが生者の世界にいる間も唯一触れることのできる存在でした。
そしてダンテはミゲルとその家族と一緒に死者の国へと向かい、ミゲルと行動を共にします。
このように生者の世界と死者の国をなんの障害もなく行き来することができるダンテは死んだ存在なのでしょうか?
しかし、生者にも見えるということは犬のダンテは死んでないということですね。
もし生きているのだとすると、ダンテはなぜ死者の国へ行くことができたのでしょうか?
死者の国に行けるのは死んだ人だけ?
多くのピクサー初を生み、これでもかと惹き込れる世界感が魅力の『リメンバーミー』。例を挙げると
・ラテン系訛りの英語
・主要キャラの声はラテン系
・6年間リサーチしたメキシコ文化
ex 死者の日,ショロイツクインツレ(ダンテの犬種)
アンクリッチ監督の「他者の文化を描く」という当然の工夫が凄い pic.twitter.com/cKtBJT6rBh— 映画好きの自転車@映画垢 (@T82665344) March 4, 2022
リメンバーミーにおける死者の国とは、亡くなった人たちが過ごす国です。
人は亡くなった後、死者の国でその家族と合流し、生者の思い出の限りをその国で過ごすことができます。
つまり、基本的には死者の国は死んでいない人は行くことができません。
ただし、ミゲルがデラクルスの祭壇からギターを借りようとしたように、死者から何かを盗もうとすると呪いにかかってしまうことから、生者でも死者の国へ行くこともありそうですね。
ところが、ミゲルは呪いにかかった瞬間に生きている人には見えなくなり、死者の姿が見えるようになってしまいましたが、ダンテは生者にも死者にも見えていました。
生者に見えるということはダンテは死んでないといえそうですが、死者の世界に行けるというのには何か理由がありそうですね。
ダンテは生者にも死者にも干渉できる特別な存在といえそうです。
それではここからはダンテについて詳しく紹介していきます。
ダンテの犬種は何?
情熱的な芸術家《フリーダ・カーロ》登場🌹
日本語吹き替えは渡辺直美さん🌈ここでプチトリビア💡
1⃣ フリーダ・カーロは実在した!
→→メキシコを代表する世界的な画家🎨2⃣ ダンテの犬種はメキシコ原産
→→《メキシカン・ヘアレスドッグ》🐶
(´-`).。oO(通称ショロ犬)#リメンバーミー pic.twitter.com/Dw3rfuBjTi— ディズニー・スタジオ(アニメーション)公式 (@DisneyStudioJ_A) March 4, 2022
ところで、ダンテの犬種はメキシコ原産のメキシカン・ヘアレスドッグだとされています。
通称ショロ犬と呼ばれており、メキシコで古くから神聖な動物として扱われていた犬種だそうですよ。
この犬種は被毛がなく、幼いころはやんちゃで活発な性格ですが、成長とともに落ち着いた用心深い性格となるのが特徴のようです。
メキシコではこのショロ犬はなんと神の使いとして死者の魂を導くとされていたそうです。
ダンテがこの死者の魂を導くというショロ犬であることを考えると、ダンテも同じような役割を果たしていると考えてよさそうですね。
リメンバーミー犬のダンテはなぜ死者の国に行けたのかも解説!
『リメンバーミー』
ショロ犬ダンテちゃんを一眼見た時からマジ天使並みにかわい子ちゃんやん!と思ったら何とマジにスピリチュアルガイドとしての役割もちゃんとあったなんてさぁ。おのれピクサー、謀りよったな! pic.twitter.com/Yjc8gfSQ02— ドラゴン士 (@eigarunner) March 4, 2022
ダンテは死者しか行くことのできない死者の国へと行き来することができる犬であり、メキシコで神聖な犬とされているショロ犬であることがわかりました。
では、ダンテはなぜ死者の国へ行けたのでしょうか?
また、ダンテはリメンバーミーにおいてどのような存在なのでしょうか?
それではダンテの存在について、死者の国と絡めてさらに詳しくみていきましょう。
なぜ死者の国に行けたの?
リメンバーミー犬のダンテのキチガイ顔好き pic.twitter.com/IuK3MCc6CU
— ハラペコザウルス (@onakagapekochan) March 17, 2018
先ほども紹介したように、死者の国には原則亡くなった人しか行くことができません。
死者が死者の国に戻るには死者が祭壇に備えられたものを持ち帰ることが必要ですが、ミゲルは家族が呪いにかかったミゲルを死者の国へ連れていくことで死者の国へと入ることができました。
そんな中、ダンテはそのような手続きもなく死者の国へと入ることができており、また死者の国でも珍しがられることなく受け入れられていました。
この点でも、ダンテは生者とも死者とも違う何か特別な存在であったために死者の世界に行けたといえそうですね。
ダンテはアリブリヘだった?
昨日 #リメンバーミー 観た🎞
映像も鮮やかだしめちゃくちゃいい話で最後はぼろぼろ泣いた。。それはそうとショロ犬・ダンテはなぜ行き来できるのか、って話に花が咲いたけどお供え物のお肉を食べた(=盗んだ)からなの?
あとミゲルのほくろがよかった。あのほくろがあるとないとじゃだいぶ違う。 pic.twitter.com/8XpkYdWjE7— 三原勇希 (@yuki_mihara) March 23, 2018
リメンバーミーの中に登場するキーワードとしてアリブリヘが挙げられます。
アリブリヘとは、死者の世界でみられる魂を導く精霊のことです。
死者の世界ではカラフルな動物の姿で存在しています。
このアリブリヘがいることで死者は迷わずに死者の国へと行けるわけです。
生者の世界では間抜けな野良犬として扱われていたダンテですが、呪いにかかったミゲルと行動を共にすることでミゲルとその家族であるヘクターを引き合わせていました。
まさにミゲルの魂を導いていたということですね。
つまり、ダンテはアリブリヘだったために生者と死者の世界を難なく行き来できていたと考えられます。
確かにこれまでに紹介したように魂を導く特別な存在でしたね。
ちなみに最後にはダンテが死者の世界でアリブリヘのカラフルな動物の姿に変わる場面も登場しています。
まとめ
『リメンバー・ミー』
🌕個人的ハマり度 7 (最大10)
間違いなく家族愛に溢れた感動作です❗ そして歌がいい🎵 吹替版もよかったけど、字幕版も気になる✨ 絶対見ます! あと、犬のダンテがかわいい~#リメンバー・ミー #リメンバーミー#映画 #映画好きと繋がりたい pic.twitter.com/XaFosTOqdH— タケ@映画好き (@take_movies) February 21, 2020
ここまでリメンバーミーに登場する犬のダンテについて紹介しました。
ダンテは死者の魂を導く精霊であるアリブリヘであり、そんな特別な存在だったために死者の国へ行くことができたということでした。
死者の国へ行くことができても死んでないことがわかりましたね。
そんなダンテはメキシコの神聖な犬であるショロ犬がモデルとなっていることもわかりました。
犬のダンテの存在も含め、いろいろなメッセージとともに練りこまれた世界観のリメンバーミーを、また違った目線で楽しんでみてはいかがでしょうか。
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