ウンパルンパの俳優にヒューグラントを選んだ理由は?小人症俳優からの批判の声も紹介!|ウォンカとチョコレート工場

12月8日公開の『ウォンカとチョコレート工場のはじまり

ウンパルンパ役に英俳優のヒューグラントが起用されたことでも話題になっています。

ヒューグラントの演技が楽しみですね。

しかし、このことを小人症の俳優が批判していることをご存じですか?

今回はウォンカとチョコレート工場のはじまりで、なぜヒューグラントがウンパルンパ役に起用されたのか、また小人症の俳優からの批判の声とはどんなものなのか調べましたので紹介しますね。

 

目次

ウンパルンパの俳優にヒューグラントを選んだ理由は?

ジョニーデップ主演の『チャーリーとチョコレート工場』や1971年作の『夢のチョコレート工場』でウンパルンパを演じたのは、すべて身長の低い俳優でした。

今作では、なぜ身長が180センチあるヒューグラントが起用されたのでしょうか?

公開されている予告映像では、若き日のウィリーウォンカのペースをウンパルンパが乱しているようにも見えます。

どうやらこのことが監督のポール・キングがヒューグラントを選んだことに関係があるようです。

どうも監督のひらめきが選んだ理由のようですよ。

深掘りしてみましょう。

 

ヒューグラントは監督のひらめきで選んだ?

監督のポール・キングが原作チョコレート工場の秘密をふりかえっているときにウンパルンパのキャラクターが「ヒューっぽい!」とひらめいたようです。

グラントは過去にもキングの作品に出演しているね

キングはグラントのことをインタビューで「いままで出会った中で最も面白くて辛辣なやつ」と言っていて、グラントの鋭いコメディセンスが起用の決め手だったと語っています。

同インタビューでキングはウンパルンパのことを皮肉っぽく、辛辣で、残酷で、愉快で奇妙と表現しておりこのイメージがグラントとちょうど重なったのでしょう。

このひらめきをキングは「電球がついた瞬間だ」と語っており、ひらめき以上のなにかを掴んだのかもしれませんね。

 

過去作のウンパルンパ俳優についても紹介!

ここからは過去作『夢のチョコレート工場』と『チャーリーとチョコレート工場』でのウンパルンパについて触れていきますね。

『夢のチョコレート工場』(1971年)

同じ原作を映画化した『夢のチョコレート工場』ではウンパルンパ役に複数の小人症俳優が起用されています。

今回そのひとりひとりの名前は、わかりませんでした。

しかし、10人の小人症の俳優が起用されていて、今回ヒューグラントが演じるのは、この1971年のウンパルンパの髪色と同じオレンジ色の肌と緑色の髪になっているということがわかりました。

『チャーリーとチョコレート工場』(2005年)

チャーリーとチョコレート工場でウンパルンパ役を演じたのはディープ・ロイです。

彼は1957年生まれ、身長が132センチの小人症の俳優。

『チャーリーとチョコレート工場』以外にも、『ピンクパンサー3』(1976年)『スターウォーズ エピソード6』(1983年)など、たくさんの作品に出演している俳優として知られています。

俳優以外にもスタントマン、コメディアンとしても活動してるよ

彼はチャーリーとチョコレート工場に自身の持つ黒髪と褐色の肌そのままに出演し、1人でなんと165人分ものウンパルンパ役を演じていました。

同じ動きを何百回も撮影し、編集ですべてのウンパルンパが別の動きをしているようにしているのです。

このときの演技が買われて、日本円にして約1億円の報酬があったようですよ。

 

小人症俳優からの批判の声も紹介!

監督のポール・キングが、ウンパルンパ役にぴったりだと考えたというヒューグラント。

しかし、冒頭で少し触れましたが、誰もがヒューグラントのウンパルンパ役を楽しみにしているわけではないようです。

小人症の俳優ジョージ・コッペンはBBCの取材で今作でのヒューの起用に対して否定的なコメントを出していました。

以下では、その批判の声について紹介していきますね。

 

小人症俳優の批判の声とは?

小人症の俳優ジョージ・コッペンはジェームズ・ネスビットがホビットシリーズで小人役を演じたことから、この問題について考えはじめたそうです。

上記同インタビューで以下のように答えています。

「私も含めた多くの人が、小人症でも日常的な役をオファーされるべきだと主張しているが、私たちはそのような役をオファーされていない」

出展元:tvgroove

小人症の俳優が閉塞感を感じている事を強く語っていますね。

さらに、ヒューグラントの予告編を見て、肥大化した頭にショックを受けたことを語っています。

Instagramでも「これまでの2作でウンパルンパは小人症の俳優によって演じられてきたのに、今回なぜ彼らは私たちから仕事を奪うことにしたんだ」と意見を述べ憤りをあらわにしていましたよ。

 

小人症俳優は仕事を選べない?

ジョージ・コッペンがこのような意見を述べたのには、小人症の俳優が仕事を選ぶことが難しいという背景があるようですね。

ジョージは小人症の俳優として抜きん出て活躍するピーター・ディンクレイジを例に挙げ「私たちの全員の代弁者ではない」「ピーターのように特別な存在にならない限り仕事を選ぶのは難しい」とつづっています。

また、「多くの人には、このようなことがわたしのような人間にとってどういった意味を持つのか分からないだろう」と今回の起用について述べています。

ただでさえ小人症の俳優にオファーされる役が少ないことから今作でのウンパルンパ役は自身のような俳優に渡るべきだと考えたとのことでした。

 

まとめ

今回は、『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』のウンパルンパ役としてヒューグラントがなぜ選ばれたのか、また、小人症の俳優からの批判の声についても紹介しましたが、いかがでしたか?

『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』でヒューグラントがウンパルンパとして起用されたのは監督のポール・キングのひらめきによるところが大きかったようです。

グラントの鋭いコメディセンスが、ウンパルンパのイメージと重なったことが決め手だったと監督は語っていました。

ヒューグラントの髪色にも注目だね

一方で小人症の俳優ジョージ・コッペンは、今回のヒューの起用について閉塞感を感じている事を述べ、批判しています。

また、彼は多くの小人症の俳優が、仕事を選べない現状であることを問題として今回声をあげたようですね。

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