1997年公開の『もののけ姫』は、130分超えの超大作ですが、興行収入がなんと193億円と超大ヒットしました。
公開から20年以上たった今でも人気が衰えることを知りません。
この、『もののけ姫』は死の呪いをかけられた青年・アシタカと、犬神に育てられたもののけ姫・サンが壮絶な戦いに巻き込まれるストーリーなんですよ。
そんな、大ヒットした『もののけ姫』ですが、ラストでシシ神が撃たれ死んだかのように見えますが、本当に死んだの?って声が聞かれます。
本当にシシ神は死んだのでしょうか。
そして、なぜ、シシ神はジコ坊やエボシ御前に狙われたのでしょうか。
ジブリ作品ではよくある話ですが、シシ神は本当に死んだのか、ジコ坊とエボシ御前の関係についても調査しましたので紹介しますね。
もののけ姫のシシ神は本当に死んだの?
『もののけ姫』は1997年公開の宮崎駿監督の作品なんですが、当時『E.T.』が保持していた日本の歴代興行収入記録を塗り替えたんですって。
その後、「ハウルの動く城」やみなさんも知っている「千と千尋の神隠し」に抜かれはするものの、凄いですよね。
そんな『もののけ姫』ですが、主人公のアシタカ、サンに続いて重要なキャラといえばシシ神ですよね。
そのシシ神ですが、ラストで死んだように見えましたがどうなんでしょうか。
結論を言うとシシ神は死んでいません。
もののけ姫のシシ神は死ぬことはないの?
もののけ姫のシンボル的な存在であるシシ神様は鹿です。生命を司る神です。そしておっこと主は猪。宮崎駿監督が込めたメッセージを誰もが受け取ったはず。生き物を無闇やたら殺せば、いずれ人間に仕返しが返ってくると思えて仕方がない。いや、もう来ているよね。 pic.twitter.com/K5rr19cG0k
— 岡本貴晶(タカ太郎) (@o_takatarou) June 30, 2023
シシ神は、ラストでジコ坊とエボシ御前に狙われ、首を討たれてしまいます。
そして、首が亡くなった状態で夜の姿、デイダラボッチになり森を彷徨い、消滅してしまいましたね。
これを見たら、シシ神は死んだと思うのも当然でしょう。
そう、シシ神は生き物ではなく、エネルギーの集合体なのでそれが拡散しただけのようですね。
なので、エネルギーがまた集合すれば元の状態に戻るというわけです。
アシタカも「シシ神は死にはしないよ、生命そのものだから」って言ってましたね。
もののけ姫のシシ神はどういう存在なの?
もののけ姫、というか現実世界の宗教や神話にも言えることだけど神性が上がるにつれ対話(コミュニケーション)不可能な存在になるのだ
乙事主(話せる)
↓
こだま(表情がある)
↓
シシ神(微笑)(安部公房によると最も微笑は無表情な表情)
↓
でいだらぼっち(顔が無い) pic.twitter.com/dGJOGeAFiL— 丫ライ (@enrho_) March 18, 2020
『もののけ姫』のシシ神は死なないというのはわかりましたが、どのような存在なのでしょう。
生命の授与と奪取を行う森の神です。
夜になるとデイダラボッチに姿を変え、命を奪ったり、命を与えたりしているんですよ。
そして、月の満ち欠けに合わせて生と死を繰り返すんですって。
昼の鹿のような姿はいろんな動物などの集合体です。
- 頭頂部:無数の樹木の角
- 顔:猿のように赤い人面の鹿
- 耳:ヤギ
- 体:カモシカ
- 尾:犬
- 足:鳥
もののけ姫ジコ坊とエボシ御前の関係は?
「もののけ姫」の中盤、サンとエボシ御前の戦いシーン。
森を守りたいサンと、民のためにシシ神を殺して鉄を作り続けたいエボシ御前。
ここのシーンはいつまでも心に残る。
(アシタカが撃たれるのもかなり印象に残った)⚠︎画像はスタジオジブリ公式の画像です。 pic.twitter.com/TlzF80qADb
— ナウシカ🌞 (@nozomishobby777) February 20, 2021
『もののけ姫』のキャッチコピーは、「生きろ」です。
森を守りたいシシ神やサンたちと、生きるためには森を切り崩したいエボシ御前を頭としたタタラ場の民たちとの攻防が見ものです。
そこに、シシ神の首を狙うジコ坊、争いに巻き込まれるアシタカと複雑に入り混じって生きるとはどういうことかを投げかけていますね。
サンとアシタカもお互いに好きではあるものの、立場が違いお互い受け入れられないというもどかしさもあり、なんとも言えない気持ちになります。
そして、ジコ坊とエボシ御前の関係はというと、エボシ御前は、タタラ場を守るために、ジコ坊のいる師匠連(ししょうれん)という謎の組織から人を派遣してもらってるんですね。
なので、ジコ坊からシシ神を討つのに手を貸せと言われたときに断れなかったんですね。
自分たちの村を守りたいという思いの方が強かったのかも知れませんが。
シシ神がジコ坊やエボシ御前に狙われた理由は?
【”軽量化” 石火矢】
登場作品『もののけ姫』たたら場にて開発された新型の石火矢。
エボシ御前がたたら場の女性達にも扱えるよう、癩者(ハンセン病患者)に開発させた独自の軽量化モデルであり、映画終盤にはエボシ御前自身がシシ神の討伐に使用した。
(画像はimfdbより引用) pic.twitter.com/TT6RfyI7oo
— 映画、ドラマ、ゲームに出てくる武器紹介bot(投稿休止中) (@1AJr8Cw2nUUENZw) August 19, 2021
シシ神の首には、不老不死の力があると信じられていたんですね。
そのため、天皇が不老不死の力を手に入れたいがために、師匠連(ししょうれん)という謎の組織を使ってシシ神の首を手に入れようとしたんです。
その、師匠連(ししょうれん)の下部組織に唐傘連(からかされん)という武装組織があり、その頭領がジコ坊なんですよ。
なので、ジコ坊は不老不死の力が欲しい天皇の命を受けてシシ神を狙ったんですね。
エボシ御前も自分たちの村、タタラ場の民の生活を守るためには、森を切り崩さないと生きていけない、しかし、森を守る頭シシ神が邪魔だってことで狙ったんですね。
また、エボシ御前は、ジコ坊たち師匠連(ししょうれん)には借りがあったのでジコ坊のシシ神討伐の要請に協力せざるおえなかったのでしょう。
シシ神とジコ坊、エボシ御前の関係は?
もののけ姫
ジコ坊がアシタカを助けて飯作ってあげて泊めたシーンジコ坊はアシタカの素養を見抜いてて、この若者がどこまで名を上げるのかを見てみたかったから助けた
あの計算高いジコ坊が無償で助けてくれたのは、こういう理由だったら何となく嬉しい pic.twitter.com/vAdb4eGg4b
— Yakyuゾイド (@Yakyu147Ab) June 8, 2023
シシ神は、前にも説明しましたが、森の神であり、森を守る大将的な存在ですね。
一方、エボシ御前はというと、こちらは、タタラ場という村の大将的な存在なんです。
そのため、森をめぐった争いの最終手段として、エボシ御前は、相手の大将シシ神の首を狙ったんですね。
そして、ジコ坊は不老不死の力が欲しい天皇の命を受けてシシ神を狙ったんですよ。
なので、目的は違えど、シシ神を倒したいエボシ御前・ジコ坊と森を守りたいシシ神との対立関係でしたね。
まとめ
もののけ姫 宮崎駿監督・脚本・原作
室町時代。タタリ神の呪いを解くため旅立った少年アシタカは、人間でありながら神々の側に居る「もののけ姫」と呼ばれる少女サンと出会う。。説明不要でしょう。スタッフやキャストが煮えたぎるように能力を発揮した傑作。一人で映画は出来ない。海外ではも一つ pic.twitter.com/lSTDmETQ7G
— たつぼう (@junklandZ) March 9, 2023
今回は、『もののけ姫』のシシ神は本当に死んだのか、ジコ坊とエボシ御前の関係についても調査しましたので紹介しましたがいかがだったでしょうか。
結論から言うとシシ神は死んでませんでした。
そして、ジコ坊は不老不死の力が欲しい天皇の命を受けてシシ神を狙い、エボシ御前も自分たちの村、タタラ場の民の生活を守るためジコ坊と手を組んだんですね。
一度見ただけでは、理解しにくいのが宮崎駿監督の作品といえば作品なんですが、こういった独特の作風も人気の秘密なんでしょうか。
何度も見ることによって理解できるんでしょうね。
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