アナ雪悪者は誰?ハンスもエルサもかわいそう?

「アナと雪の女王」は2013年に公開され大ヒットし、現在もなお人気のディズニー映画です。

アナ雪は、姉妹であるアナとエルサの真実の愛を描いたものがたりであり、姉でアレンデール王国の女王のエルサには「触れたものを凍らせる」という魔法の力がありました。

その魔法によって、あるとき制御出来ず国が冬になってしまい、それをきっかけにエルサは国を飛び出しちゃったので、アナが国を元の季節に戻すべく、冒険の旅にでるというストーリーなんですよ。

そして、ディズニーといえば、ヴィランズ(=悪者)なんですがアナ雪におけるヴィランズ(=悪者)は誰なのでしょうか。

アナ雪の悪者といえばハンス?

ハンスって誰?とオラフがたずねるシ-ンがあります。

ハンスとは一体誰なのでしょうか。

そして、ハンスがかわいそうという声も聞こえてきます。

今回はそのモヤモヤをふりはらうべく、悪者は誰なのか、ハンスはかわいそうなのかを、この映画の原作の視点もふまえて調査しました。

 

目次

アナ雪の悪者は誰なの?

アナ雪の悪者は誰がどう見ても悪者だとわかるウェーゼルトン公爵なんですが、どうも違ったみたいですね。

そう、物語の後半までこの人物の陰で悪者だとわからなかった人物がいます。

さきほど名前を出したハンス王子です。

では、ハンス王子は、根っからの悪者なのでしょうか。

また、かわいそうという声に関しても調べてみました。

 

ハンスは元々悪役じゃなかった?

監督のジェニファー・リーさんはアナ雪には当初、別のストーリーがあり、登場人物の設定も今とはかなり違っていたとインタビューで語っていたようです。

公開された映画の中で、ハンス王子は極悪非道の悪役として描かれていますが、ハンスは元々悪役ではなかったのでしょうか?

くわしくは後半にお伝えしますが、ハンスは元の設定でも人々が雪崩に遭ってもお構いなしの心の凍った人物だったようです。

またこのインタビューによるとハンス王子はアナ雪の原作、アルゼンチン童話の「雪の女王」に登場する「悪魔の鏡」をモチーフにしているとのことです。

この鏡を通してみると良いものは醜く映り、悪い者は美しく映るというもの。

監督によると「ハンスは鏡のように人々の心象を映し出している」ということです。

はじめて出会ったアナと一緒に「扉をあけて」を歌ってたね。
しかも息がぴったり!
2回目見たらなにか変と思うかも。

ハンス王子は鏡ですので、この存在にそもそも自分の意思などなく善でも悪でもないのかもしれません。

 

ハンスはかわいそうな人なの?

ハンス王子が、かわいそうかどうかを考察する際、彼の生い立ちについてふれなければいけません。

ハンス王子はアナとエルサのアレンデール王国の貿易相手国で、サザンアイルズ王国の13王子です。

お兄さんたちからいじめられたんだよね。
末っ子だから王様になれないし親からも期待されなかったと言っていたね。

ちなみに、スピンオフ作品の「アナと雪の女王/エルサのサプライズ」にはハンス王子が登場しています。

馬小屋で馬のフンをかたづけたりしていている姿が描かれていました。

どうやらあの事件から、彼は理想の未来とは違う生活をしているみたいですね。

ハンスが映画の中でやったことは悪いことですが、生い立ちや最後の結末などを考えるとある意味かわいそうかもしれません。

 

アナ雪のエルサもかわいそうなの?

今度は長女のエルサの視点でこの映画を見てみましょう。

アナ雪ではエルサもかわいそうという意見も多く聞かれます。

妹のアナがわがままで、長女のエルサをイライラさせてしまうからなのかもしれませんね。

それにエルサは、周りの人たちにもふりまわされているようにも感じます。

では、エルサがかわいそうに見えてくる理由を深掘りしていきましょう。

 

エルサは元々悪役だった?

前述の通りアナ雪はアンデルセン童話の「雪の女王」にヒントを得て制作されたもので、初期の構想の段階では全く違ったキャラクター設定でした。

エルサはこの雪の女王がモデルで、初期の構成段階では邪悪な心をもった悪役だったと監督がインタビュ―で語っています。

この初期構想ではエルサは自らのことを雪の女王と名乗っており、アナとエルサは姉妹でもなくアナも王族ではありませんでした。

そしてなんとエンディングではエルサが軍隊として生み出した雪のモンスターとアナやハンスたちが戦うというものだったようです

この戦いで心が凍っているのはエルサでは無くハンスだとアナが気付いたんだよ

しかし、その後さまざまな変更が加えられ今のアナ雪のストーリーになりました。

アナとエルサが戦うなんて驚きですよね。

 

エルサはなぜ一人になったの?

アナとエルサが幼いときに、雪の魔法で雪遊びをしていたときにエルサが誤ってアナに魔法を当ててしまったことから悲劇がはじまります。

アナの記憶からエルサの魔法の記憶は消され、楽しかった思い出だけが残りました。

そこから、部屋に閉じ込められ人々との交流が閉ざされてしまったので、そのまま12年も閉じ込められていたということになりますね。

両親の死に目に会うこともできなかった
そもそもアナのわがままにつきあってこうなったのでは?

エルサはだんだん強くなっていく自分の力を恐れていました。

そしてついに戴冠式の日、アナや周りの人たちを傷つけたく無い気持ちとアナとのすれ違いから国を飛び出してしまったのです。

そして「ありのままに」生きていこうと宣言したのでしょう。

姉のエルサ側の視点でこの映画を見てみると、やはりエルサがかわいそうに見えてきます。

 

まとめ

今回はアナ雪の悪者は誰なのか、ハンスもエルサもかわいそうなのかということについて考察してみましたがいかがでしたか?

この映画は前半は悪者が誰なのかわかりませんよね。

ハンス王子が悪者だと分った時まさか!と思った人も多いのではないでしょうか。

そのハンス王子は元々の設定から心の凍った悪者でした。

とはいえ、兄たちからいじめられ親から期待されず育った境遇や最後の結末を考えるとある意味かわいそうかもしれません。

ハンスの心が歪んでしまったのはいろいろな原因があるからね。

では、この映画をエルサの視点で見てみると、エルサもかわいそうに思えてきます。

エルサは元々の設定では悪役だったみたいですね。

これは原作のアンデルセン童話「雪の女王」によるところが大きいでしょう。

エルサがアナとのすれちがいや周りの人たちを傷つけたくなくてついに国を飛び出して「ありのままに」生きていくと宣言したんですね。

アナ雪については賛否両論あるため、あくまでも私の意見を語らせていただきました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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