チャリチョコの原作との違いは?リメイク版と夢のチョコレート工場との違いについても解説!

2005年に公開され、今も根強い人気のある映画「チャリチョコ」こと「チャーリーとチョコレート工場」!

本作で有名なキャラクターと言えば、奇想天外なお菓子を作り出す不思議なチョコレート工場の工場長ウィリー・ウォンカですよね。

天才的な才能を持つ一方、彼は「父へのトラウマ」に悩まされる繊細な一面も持ち合わせていました。

映画終盤のウォンカと父が再開するシーンは感動的でしたが、実はこの展開、映画オリジナルだとご存じでしたか?

そうなんだ!じゃあ、原作でのお父さんはどんな人だったんだろう?その他にも映画と原作には違いがあるのかな?

さらに、本作に関してはあまり知られていない事実がもう一つ。

実は「チャリチョコ」は、1971年公開の映画をリメイクしたものなんです。

リメイクってことはジョニー・デップ以外にも昔ウォンカを演じた人がいるってこと?!全然知らなかったよ!

この記事では、「チャリチョコ」の原作小説との違いを解説。

さらに、私たちがよく知る「チャリチョコ」と1971年公開の「夢のチョコレート工場」との違いについても紹介します。

 

目次

チャリチョコの原作との違いは?

「チャリチョコ」の原作は、イギリスの小説家ロアルド・ダールが1964年に発表した児童向け小説チョコレート工場の秘密です。

原作小説の物語の流れはおおむね映画版と同じ。

貧しくも心優しいチャーリーが、不思議なチョコレート工場でウィリー・ウォンカと出会い、運命が変わるというストーリーです。

しかし、原作と映画「チャリチョコ」では大きく違うところが2つあります。

それは、ウィリー・ウォンカの父親のエピソードと、子供たちが迎えた結末です。

 

ウィリー・ウォンカの父親はいなかった?

映画では物語の重要な要素として描かれているウォンカの「父親へのトラウマ」ですが、これは原作にはない映画オリジナルの設定です。

それでは、原作の「チョコレート工場の秘密」ではウォンカと父親の関係はどうなのでしょうか。

実は、原作ではウォンカの父親はそもそも登場しません

じゃあ、ウォンカとお父さんが再開する感動的なストーリーは完全にティムバートン監督のオリジナルなんだね!

原作ではウォンカの家族に関する説明はなく、「父親にトラウマがある」といったキャラクター設定も存在しないため、映画のように「両親」と口にする事すらできないなどの描写も無いようです。

このように映画とは違う、原作のウォンカの性格は、私たちがよく知るストーリーの結末にも影響を与えています。

 

子供達のラストも違う?

「チャリチョコ」では、ウォンカはチャーリーに工場を譲る条件として「家族を捨てること」を要求します。

しかし、原作ではこのような条件はまったくありません。

なぜなら、先ほど紹介したように原作のウォンカは父親へのトラウマは無く、家族に対して否定的な態度をとる必要がないからです。

そのため、当然ウォンカはチャーリーが家族と共にチョコレート工場へ移り住むことを快諾します。

映画のウォンカと全然違う!なんだか明るい印象だね。

そのほかにも、チャーリー以外の子供たちのラストでも映画と原作では若干の違いが。

チョコレートの川に落ちた食いしん坊のオーガスタスは、チョコレートを吸い上げるパイプを通ったせいでほっそりと痩せた姿で帰宅したようです。

このように、映画「チャリチョコ」と原作小説には、ウィリー・ウォンカの父親のエピソードと、子供たちが迎えた結末の2つの違いがありました。

 

リメイク版と夢のチョコレート工場との違いについても解説!

ここまで、原作の「チョコレート工場の秘密」と2005年公開の映画「チャリチョコ」の違いを解説していきました。

次は、『チャリチョコ』と1971年公開の「夢のチョコレート工場」を比較していきます。

「夢のチョコレート工場」では、ウィリー・ウォンカを名優ジーン・ワイルダーが演じており、パーマヘアにシルクハット姿が特徴です。

基本的なストーリーは『チャリチョコ』と同じですが、原作小説の筆者であるロアルド・ダールが映画の制作に協力しているため、より原作に近い仕上がりに。

そのため、「夢のチョコレート工場」のウォンカは驚くほど社交的。

また、「夢のチョコレート工場」はミュージカル映画であるため、ウンパルンパだけでなくウォンカや子供たちも歌を歌います。

このように、「チャリチョコ」とは、キャラクターの描き方や映画の方向性に大きな違いがみられる「夢のチョコレート工場」。

ここからは2つの実写映画の詳しい違いを見ていきましょう。

 

ウンパルンパが違う?

まず、「チャリチョコ」と「夢のチョコレート工場」で大きな違いと言えば、キャラクターの見た目でしょう。

前述したウォンカ以上に、2つの映画で大きく異なるのは小人のウンパルンパです。

そこで、ウンパルンパの違いを表にまとめてみました。

違うところ チャリチョコ(2005) 夢のチョコレート工場(1971)
見た目 すべて同じ顔で比較的人間に近い オレンジの肌に緑の髪。眉毛は白
演じた人 俳優が一人で演じた 複数の小人症の俳優が演じた
働く理由 カカオ豆をもらう契約 危険な生物から守ってもらう

このように、「チャリチョコ」と「夢のチョコレート工場」のウンパルンパには大きな違いがありました。

さらに、2つの作品の違いは、優しい子供のチャーリーにも。

なんと「夢のチョコレート工場」では、チャーリーもウォンカの言いつけを破って、飲むと体が宙に浮いてしまう「ふわふわドリンク」を飲んでしまうのです。

対処法が分かったため大事には至りませんでしたが、『チャリチョコ』ではチャーリーはとてもいい子として描かれているため驚きですよね。

「チャリチョコ」と「夢のチョコレート工場」では、キャラクターの見た目や性格に違いがありました。

 

ウィリー・ウォンカと父親との関係も違う?

「チャリチョコ」で、物語の重要な要素だったウォンカと父親の関係。

しかし、先ほども解説したように、これはティム・バートン監督のオリジナル設定であるため1971年の「夢のチョコレート工場」にはウォンカの父親は登場しません

その代わりに物語の重要人物として、スラグワースという頬に傷のある怪しい男が登場します。

スラグワースは、金のチケットを手にした子供たちのもとに現れて、「大金を渡すからウォンカのお菓子を盗んできてほしい」と頼んで回っていました。

「夢のチョコレート工場」では、スラグワースの頼みを聞くかどうかが大事なポイントとなってきます。

さらに物語の展開で違うのは脱落した子供たちのラスト

『チャリチョコ』では散々な目にあった親子が工場から出てくるシーンがありますが、「夢のチョコレート工場」ではそのようなシーンが全く無いのです。

子供たちのその後が分からないって怖すぎる!

このように、「チャリチョコ」と「夢のチョコレート工場」では物語の重要人物やお話の展開にも違いがありました。

ここまで読むと「チャリチョコ」と「夢のチョコレート工場」が見たくなりますよね。

ここでは、「チャリチョコ」のテレビ放送予定について紹介していますので合わせてご覧下さい。

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まとめ

今回は、映画「チャリチョコ」こと「チャーリーとチョコレート工場」と、原作小説や昔の映画との違いを紹介しました。

「チャリチョコ」は、ロアルド・ダールの「チョコレート工場の秘密」を実写化した映画で、1971年公開の「夢のチョコレート工場」のリメイク版です。

「チャリチョコ」と原作の違いは、ウォンカの父親の関係と、子供たちが迎えるラストの2つ。

「夢のチョコレート工場」とリメイク版となる「チャリチョコ」ではキャラクターの見た目や重要人物に大きな違いがありました。

いかがでしたか?今回の記事がお役に立てれば幸いです。

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