そらのみなと

空間演出研究所

C 船見公園周辺海岸会場

見慣れた景色だからこそ意識しないと見落としてしまう、美しい直江津、日本海の光景。作品にすくい取られた海水は、海と同じ面を保ち、鏡面のように空の色を映します。そこに現れる空の色は、毎日、毎時間、毎分、毎秒ごとに、ひとつとして同じにはなりません。壮大な海を切り取り、空をすくって並べることで、見慣れた景色がいくつもの単位として目前に再構成されます。自らの手中に世界をつかんだようなその感覚は、日常に溶け込んでしまった“感動”と、新たな“発見”を呼び起こします。

空間演出研究所(くうかんえんしゅつけんきゅうじょ)

空間演出研究所は、東京藝術大学デザイン科第3研究室のメンバーを中心に、2016年末に活動を開始。代表は東京藝術大学博士課程の西毅徳、所長は同大学デザイン科准教授の鈴木太朗。私たちの望む表現の夢を、フレームに収まることなく社会に対して仕掛けてゆく。

ホームページ >

直江津アップサイクルセンター

GELCHOP

A 安国寺通り特設会場

上越市内の統合し閉校した学校から探してきた、少年少女時代に使用していた学びのための資材を、子供から老人世代までもが楽しむ事ができる、世代をまたぐ道具などへ変換するアップサイクルプロジェクト。昔使っていた馴染みのある既製品に少し手を加え、通常とは別の用途で使用してみたり、機能を助長させてみたり、物と物を組み合わせて意味を変化させてみたりと、いつもとは少し違う姿に転生をさせます。それは、認識、常識を違う角度で眺めるための試みです。

GELCHOP(ゲルチョップ)

2000年に結成。モリカワ リョウタ、オザワ テツヤ、タカハシ リョウヘイ、3人の工作好きによって活動を続ける3D造形グループ。ハンドワークで、イメージと現実の世界をつなぐ、立体というカテゴリーのもと、多岐に渡って活動。パブリックスペースのアートワーク、オリジナルプロダクト、はたまた、玩具、農作物、車、建築、エネルギー、コミュニティーにいたるまで、“つくる”ということを“D.I.Y.” 精神をもって探り、手を汚す日々を過ごす。

ホームページ >

100年後・旧直江津銀行の姿

西村優子

D ライオン像のある館(旧直江津銀行)

その館は、約130年前に旧直江津銀行として誕生しその後、海運業の回漕店の時を経て、今、海のそばでその時を物語っているかのように静かに佇んで見えました。海、陸の要地として繁栄してきた直江津において、経済の拠点であった館。その中で、多くの往来をしていた紙幣。まるで水のようにただよう経済の流れを長年、物質として存在し続けてきた紙幣は、現代において電子マネー化により、その存在が消えつつあります。 100年後、この紙幣はどうなっているでしょう? 経済の流れの中で行き交ったさまざまな人や物、情報の記憶をすき込んだ紙幣。もし紙幣の役目を終えた紙が、銀行の中に残り続けていたとしたら。旧直江津銀行の100年後の姿を紙で想像します。

西村優子(にしむらゆうこ)

1978年生まれ。日本大学芸術学部デザイン学科建築デザインコース卒業、筑波大学大学院修士課程芸術研究科デザイン専攻構成分野修了後、紙の造形作家として活動。日本古来の「折りのかたち」を継承していくにあたり、「折り紙」の分野だけにとどまらず、折りの可能性を追求したいと考えている。古来より受け継いできた日本人の心のかたちを、文化と造形の接点として現代の造形にしていく試みを行っている。折形デザイン研究所のメンバーでもある。

名称の海園/めいしょうのみその

渡辺英司

B 直江津屋台会館

数十冊のキノコ植物図鑑から図版のみを切り抜き、屋台会館全体に展示します。人が確認し名前を付けた植物は再度無名のイメージとして花園となり、ドブネはかつて海だったイメージを想起させ、そこに「海の園」が出現します。

小さな屋台/移動案内車

渡辺英司

移動可能なインフォメーション・カーが「小さな屋台」になって、直江津の街中各所に登場します。

渡辺英司(わたなべえいじ)

1961年生まれ。1985年愛知県立芸術大学彫刻科卒業。名古屋市在。2004-2005年文化庁芸術家在外派遣研修員としてスコットランドに滞在(エジンバラ芸術大学客員研究員)。主な展覧会: 2001「出会い」展 東京オペラシティアートギャラリー(東京)、2007「笑い展:現代アートにみる「おかしみ」の事情」森美術館(東京)、2010「第1回あいちトリエンナーレ」 (名古屋)、2017 「Art Zuid 2017」アートチャペル(アムステルダム、オランダ)など。(撮影:Yasuko Otsuka)

A.B.in Naoetsu

青田真也

A 安国寺通り特設会場

既成のガラス瓶にサンドブラスという技法で表面を曇りガラスのような表情にすることで、普段見慣れたガラス瓶のイメージから少しズラしたような違和感のあるものがうまれ、普段私たちが何を見ているのかということを問いかけます。時間帯や場所によって、さまざまな表情を魅せるこの表現は、海に浮かぶ漂流物が長い時間をかけて姿を変化させるように、直江津が長い時間と歴史のなかで豊かなまちとして形成されてきたことや、あらためて直江津が海のまちであることやその魅力を観る人びとに喚起させます。

青田真也(あおたしんや)

アーティスト。身近な日用品など、さまざまなものの見慣れた表層をヤスリで削る作品シリーズを中心に、本質や価値を問い直す作品を制作。主な展示に、「あいちトリエンナーレ2010」、2014年「日常/オフレコ」(神奈川芸術劇場)、「MOTアニュアル2014」(東京都現代美術館)、「青田真也|よりそうかたち」(Breaker Project、大阪、2018年)など。また名古屋港エリアのアートプログラムやフェスティバルの共同ディレクターも務める。(撮影:三浦知也)

ホームページ >

Atelier Shop Naoetsu

L PACK.

A 安国寺通り特設会場

期間限定開催:

2021年8月1日(日)ー 8月9日(月)

直江津で見つけた元々このまちに存在する風景を切り取った写真や、オブジェなどを集めたセレクトショップ。『誰かの日常は、誰かの非日常になることができる』-直江津の暮らしの営みや、当たり前になっているであろう日々の風景から発見した、直江津ならではの面白い物事が、写真やオブジェの作品を通して展示されます。『新しい直江津』と出会うことができる場所をつくり出します。

L PACK.(エルパック)

小田桐奨と中嶋哲矢によるユニット。共に1984年生まれ、静岡文化芸術大学空間造形学科卒。アート、デザイン、建築、民藝などの思考や技術を横断しながら、最小限の道具と現地の素材を臨機応変に組み合わせた「コーヒーのある風景」をきっかけに、まちの要素の一部となることを目指す。(撮影:Koichi Tanoue)

ホームページ >

アーティストマーケット NAKAYOSI

NAKAYOSI

A 安国寺通り特設会場

期間限定開催:

2021年8月1日(日)

L PACK.と青田真也とのコラボレーションイベント。1日限定のアーティストマーケットを開催。なおえつ うみまちアートの参加アーティストのグッズや、直江津限定の飲食メニューが登場します。ここからアーティストとの出会いや新たなコミュニティをつくり出します。(撮影:怡土鉄夫)

NAKAYOSI(なかよし)

L PACK. (小田桐奨、中嶋哲矢) と青田真也のユニット。 2012 年の「ポジション2012」展(名古屋市美術館)にて、コラボレーションカフェを開催。2013 年の「あいちトリエンナーレ2013」会期中、NAKAYOSIとして長者町会場に期間限定の伝説的スペース「VISITOR AND STAND CAFE」をオープンした。訪れる人が心地良く親しみを持って参加できるイベントや企画を行う。(撮影:怡土鉄夫)

動く。動き出す。遊び。

松岡亮

A 安国寺通り特設会場

シャツへの布のコラージュ作品をベースに、時間が育み人と街が主役になる作品。 「美しさはただそこにあるだけ。気付かなければ通り過ぎてしまう。生活の中で、あなたの心が動く。動く事で、そこに咲く美しさに気が付く。気が付く事で、美しさも存在を始め、動き出す。あなたが動いた事で、ずっとそこにあった・動けず気付かれなかった・美しさは動き出す。あなたが動かし始める、心も美しさも。広がって繋がっていく。動かなければ、動かない。動き。遊び。 Ryo Matsuoka」

松岡亮(まつおかりょう)

絵を描く。刺繍や布のコラージュ作品なども発表。何時からだったか子供の頃から描き続ける。それが生活や旅に繋がり、人に繋がり瞬間や場所に繋がり、描き続ける事に繋がる。繋がる中で絵やインスタレーション、壁画、刺繍の制作など、solo exhibitionやlive paintなど国内外を問わず活動を続ける。

ホームページ >

キュレーター

鈴木潤子(すずきじゅんこ)

時事通信社、森美術館、日本科学未来館で通算約20年間の勤務を経て独立。2011年にフリーランスとしてこれまでの経験を活かした個人事務所@Jを設立。無印良品有楽町店のギャラリースペースATELIER MUJI、2019年4月にオープンした無印良品銀座6階ATELIER MUJI GINZAにてシニアキュレーターとして10年間で50件以上の展覧会とその関連イベントを企画運営した。アートやデザインを中心に、幅広い分野でキュレーションやPR、文化施設の立ち上げや運営に携わる。 (撮影:NATSOUMI)